あの観覧車を乗った日から彼は少し冷たくなった

何故ならまた仕事を始めたからだ。
女の人に優しくしてお金をもらう仕事。
わたしはすごく嫌だった。

「…また行くの?」

「あぁ…」

「…なんか…やだな…」

彼がわたしのオデコにキスをした。

「いっ!いってらっしゃい!///」

彼は笑って去って行った。

それから数分、電話が鳴った。
非通知だ…怖いな…
と恐る恐る出てみた、そしたら思っていた通り。

「み…さ…がっこ…くるな…し…ね…」

「…人間はいつか死ぬんだよ、バイバイ」

っと電話を切った。
少し大人になった気がした。