「楽しかった?」

「普通…」

彼は照れ屋さん。わざと冷たいふりをしてる。
本当は優しい彼。

「あ!わたしジュース買ってくるね!!」

「あぁ…じゃあ俺はメリーゴーランドの前で待ってる」

そう彼は言った。
わたしは「わかった!」と答え、自動販売機へと向かった。

「…そういえば春也って何好きだっけ?コーヒー?それともコーラー?」

かなり悩んだ結果コーヒーとなった。
わたしはオレンジジュース。

そして帰ろうとした。その時、

「ねぇ春也~。誰と来たのよぉぉ。」

二十歳くらいの女の人が春也に話しかけてるのが見えた。

「…彼女」

「はぁ?春也ウチが彼女じゃないわけ?」

「違うわよ!!わたしが彼女よね?」

前、春也がお金もらってた女の人だ。