「もっと…」

「え…」

「もっと…わたしの顔みて?わたしを覚えて?」

「美沙…」

「失明しても…ずっとずっといっしょって…誓って…誓ってよ…」

彼がわたしの両肩に手をのせると

「誓うよ」

と言ってくれた。

「ありがと…」

彼の手がわたしの顔に触れた

「美沙…不細工な顔だ」

「な!?…気にしてたのに…」