気持ちは嬉しかった。でも…こっから東京の会社は電車にのって2時間くらいはかかる。
しかも会社には8時についとかなきゃいけない。

「ダメだよ…体もたないよ…」

「仕方ないだろ…」

「ダメ…これ以上春也の体に傷付けたくない…」

「美沙…」

「…家で話そ。」

わたし達は家へ向かった。

「あれ…?おばさんがいない…」

「一ヵ月前に亡くなったよ…ガンで…」

「…そうか」

彼は残念そうな顔して自分の手をギュッと握った。

「座って」

「…」

彼は黙ったまんま…何も考えてなさそうな顔。