どこまで…来たのだろうか…?
辺りはすっかり真っ暗で、風がすごく吹いていた

春也は…もう目が…
左目が…

わたしは道路に立った。そしてトンネルからくる車を待った。

しばらくしてトンネル側から光が見えた。
わたしは道路に立って目をつぶった。

車の運転手はブレーキを踏む。けどそれはすでに遅し

涙が弾いた―――…。

「君!!大丈夫か!!わ…すごい血が…おい!!救急車呼べ!!」

「あ!はいっ!」

もう…どうでもいい…