次の日。

ピ~ンポ~ン

わたしはインターホンの音で目が覚めた。

カチャッ

「警察です。」

また警察…

「警察さんが…何のようですか?」

と言うと警察官の横から人影が見えた。

「!?はる…や…」

「…」

春也が…なんでいるの…

「釈放です。では」

釈放…いくらなんでも早すぎる…

「…美沙」

彼は手をわたしに差し出した。

でもわたしはその手をはらった。

パチンッ

「…甘えないでよ。」

「美沙…」