「ねぇ!なんでっ特攻隊なの…っ」

夢ちゃんに、特攻隊の隊長になったと報告した日。

夢ちゃんは、泣いた。

「他に、いっぱい枠割りあんじゃんっ!」

強く、強く夢ちゃんを抱きしめる事しかできなかった。

「…でも、男の子だもんね。

女のアタシには分かんないなにかがあるんでしょ?」

夢ちゃんを傷つけたくない。