久しぶりの学校は、思っていた以上に

普通だった。


靴箱に向かい上履きに履き替える。

中には、ラブレターらしき紙が入っていた。
「いーらないっ」
と呟きゴミ箱に手紙を捨てた。

「恭雅君っ」

前から走ってきたクリーム色の髪の毛。
「会いたかった…」

泣きそうな声の璃音ちゃん。

恭雅にギュッと抱きつき、胸に顔を埋めた璃音ちゃん。