「来都君、こいつ後でしめておくんで、
許してやって下さい。」


先輩から頭を下げられて、内心あたふたする俺。


「気にしてねぇから、

気にしないで下さい」

ペコっと頭を下げて、先に進んだ。

後ろから、

「お前っ、来都君の事知らねぇのか!?」
という声が聞こえてきた。