沢山の単車、爆音、笑い声。


ここは、夜響の溜まり場。

「お疲れさまっす」


「おつかれ~」

「お疲れさま~」

先輩が頭を下げてくる。

俺は手をあげて、それに答えた。
「見た事ねぇ顔だな?」

いきなり立ってこっちに来た、幼さを残した男。

「やめろって!

おめぇ殺されてぇのか!」

1人の先輩が男を止める。