「恭雅ぁ!当麻!新太!」
電話で、家に呼び出した。
あの後、夢ちゃんを家に送ってすぐに3人に連絡を入れた。
「うん、で、なに?」
「俺、浮気した…」
真剣に話したつもりだったのに、
「あはは!浮気って!
誰でもするよー、そんな事」
新太は話にならん。
笑い飛ばす新太なんて嫌いだ
。
「最低とまでは言わんが、彼女は大切にしろ
傷つくのは、女だ」
いつでもかっこいいセリフを吐く恭雅。
「どっちも、大切なんだ。」
「んー、ならさ、
将来、幸せに暮らせるのは誰だとおもう?」
当麻の質問を考える。
夏奈さんとは、無理だ。
直感的にそう思った。
夢ちゃんを、幸せにしてあげたい。