「あん?あんた、なんであたしの名前知ってんの??」
「あずさちゃん有名人だもん。」
「はっはーん。あんた、あたしが綺麗すぎて惚れてんだろ〜」
「うん、そうだよ」
「は?「おーい、棗なにしてんだー」
そうだった。いまは授業中で、あたしは窓から身を乗り出して変な男と大声で話してたんだった。
「青春してたー」
「青春はいいけど、ちっとは勉強しろ〜〜」
「へいへーい」
クラスで笑いが起こってしまった。
あたしは、もういちど窓の外に身を乗り出して下を見ると、あの男も体育の授業中だったらしく先生に怒られたようで戻っていった。
変な男め!!
授業が終わると夏が近寄ってきて、がやがや言われたけど、あんま気に留めてなかった。