案内されたその先は、バスルームだった。

「は?」

「すぐお湯たまるから」

「えっ……っと」

「そこの棚あけたら、タオルとかあるから」

「えぇ?」

「着替えは、適当に持ってきてやる」

「なんで?」

「そのまま眠るのも、気持ち悪いだろ」

 え、私、ここに泊まる感じになってるの?

「いいから、入ってこい。わかったな?」

「………」