「人....健人!起きろよ。」
なかなか起きようとしない俺に洸太が耳元で「遅刻するぞ」
と呟いた
俺は重い瞼をあげ洸太の見せる時計を見た
4時半.......
4時半!?
「っ!!遅刻!?」
「.......なわけないだろ。遅刻だったら俺らここにいねぇし」
だよな
俺を待たずに部活に行ってるよな
「んで。ほんとは何時?」
「ぇーと......4時」
はぁ!?
4時!??
急がなきゃ西中の奴らが来るじゃんか
席を立とうとしたらHR中だったらしく
担任の横山に"挨拶してからにしろ"とでも言うような目で睨まれた
会長が挨拶をすると同時に
俺と洸太は荷物を持って部室へ向かった
部室へ着きユニフォームに着替えグラウンドへ出ると
ちょうど西中の奴らが来た
俺は急いで部員を集め挨拶をした
そしてかるく練習をして試合が始まった