「あのさ、明日の店番は午前と午後どっち??」


「えっと、、明日は午後だけど」


2年生のリフティングショー見るために午前はあけておいたんだ。


「あ、まじ?俺も午後だから、午前中回らない?」


「…まぁ、いいですけど」


「怒ってる?」


「そりゃ怒ってますよ!…本当は怒りたくないけど、楽しみにしてたのに一緒に回れなかったし、咲良さんには理不尽にキレられるし…」


あ、コレ言わない方が良かったか?


「え、咲良になんか言われた?」


「いえ、なんでもないです。」


「いや、気になるじゃん」


「今ここで言ったところで話拗らせるだけなので、気にしないで下さい」


つまりは咲良さんが広斗先輩に告りたいんだって!!って言えるもんなら言いたいですけど!!!

そんなの言えるわけないじゃない。

わたしが咲良さんの立場ならちゃんと自分の口から伝えたいもの。


「明日は一緒に回れるといいですね」


「なんかまだ言い方に棘あるんだけど…機嫌直して?」


「もう!誰のせいだと思ってるんですか!!」


「わかってるって…明日色々奢ってあげる」


「ありがとうございます。その言葉を待ってました。」


「狙ってたの!?」


「では先輩!明日楽しみにしてますね♡」


「夏澄〜〜」


「さよなら♡」


いやこれくらい当然だよっ