「はい、次の試験をしますよ」


ガチャっとドアを開けてミリアが戻ってきた。


「圭織さん…ドアがどうかしましたか?出たいなら受かればいいんです」


怖いくらい笑顔のミリアに寒気がした。


「次は探偵ゴッコです。この中に一人、私とカイリの仲間が居ます」


「えっ??」


「それを探して下さい!あ、答えはお楽しみですよ!別にこの試験では一人も死にませんからまあお互い疑えばいいんじゃないですか?」


「まあ分かればその人から離れた方がいいですね。」



なんてことだ…
裏切り者がいるのか…

試験を一緒に受けながら心の中で笑っているヤツが…