「10分経過」


ミリアが椅子に座りながらめんどくさそうに時間を告げる。


「失格にしますよお?ほら、伊織!何泣いてんの!」


「鬼!悪魔!死んでしまえ!」


ミリアは無視してストップウォッチを眺めた。


「うう…馬鹿…馬鹿」


伊織はその勢いでボウルに近づきそれぞれを食べて紙に書いた。