「カイリ兄さん。食べる?」
ミリアはフォークとケーキをカイリに持たせた。
赤い蜜と中にあるフルーツかと思っていた人肉がやけに光っている。
フルーツと言ってもらえば食べれる。
だが人肉と言うと気分が悪くなる。
うーん…微妙だ。
「…いただきます」
ご丁寧に挨拶をしてケーキを崩し始めた。
口元まで来て一瞬動きを止め、押し込むように食べた。
「カイリ兄さんは解体は得意なんだけど食べることは皆さん以下ですね」
カイリを睨みつけながらミリアが言う。
「じゃあ3つめの試験始めましょっか!」
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