「何かありそう…」


メイがいつもとは違う真剣な顔で言う。


「まだ食べてないの?」


「彩名真希子さん…」

彩名真希子は空になった皿を手に持っていた。


「あなたそれ食べたの?」


瑞子さんが真っ青になる。


「ええ、皮肉にも私が来た時に出されたケーキと同じ味がしたわ。食べないとアナタ達が食べられるわよ。」


それだけ言って返却置き場に皿を持っていった。