カイリが血だらけになった服を着てケーキを運んできた。


「じゃあ好きな場所に座って下さい」


私はメイと瑞子さんを誘って席についた。


しかし一言も話すことが出来なかった。


血だらけの服を着ているということは………まあそういうことだ。

他の人達はバラバラになって席についていた。


一つ一つ私達の前にケーキが配られる。


カイリからする血の匂いとは裏腹にケーキは恐ろしく綺麗で、私が前に食べたものと同じだった。