「いつまで喧嘩してんの?スパイは…瑞子さんよ」


伊織まで何を言い出すんだ。


「瑞子さんなら脱落したじゃない!罪を擦りつける気?!」


桜が興奮して声を張り上げる。


「あ」


伊織の視線の先には…


「み…瑞子さん…」


幽霊?

そんな訳ない…


「生きてたの?」