そのとき部屋が明るくなった。


「すばらしいわ。」


ミリアがドアを開けて立っていた。


「まさか気づくとわねぇ。アナタたちが

 殺し合いを始めるのを楽しみにしてたん

 だけどメイさんのせいで台無しです。」



「...とにかく、この試験は全員okでしょ??」


メイはメイド服の皺を懸命にのばしながら

聞いた。


「残念ですけど... 彩名真紀子さんですか。

 もう使えなくなってますね」


冷たい眼差しで彩名真紀子さんを

見つめる。


「ふふ..そうね。私はもう終わり」


うつろな表情でカイリに腕をのばす。

カイリは一瞬ひるんだがその腕をつかみ

彩名真紀子を立たせた。