「興味本意なんかで働かれたらミリアは駄目になってしまう」


意味が全く分からない。


「駄目になってしまうんだ…」



「兄さん、どうかしたの?さっきからうるさいのだけど」


ミリアが腕を組んでドアに立っていた


「………」


カイリは黙ってミリアの近くに行った。


「カイリって人、何が言いたいの?」


メイがヒソヒソと私に話す。
私だって分からない。ただ一つ、カイリは何かを隠している。