いくら探しても見つからない。


「あ…棒だ」


メイが手にしたのは鉄の棒。
長さは15センチととても短い。


「一応持っておくね」





その後は何も見つからず5分浸かって出ようとした。


「誰かいる」


影が一瞬動いた気がした。


ゆっくりと近づいて勢いよくガラガラと開ける。


「―彩名真希子さん…」


そこに居たのは服を脱いでいる彩名真希子さんだった。


「あんまり遅いから一緒に入らせてもらおうと思ったのだけど残念ね」