「ルナの願いが叶った証拠だな♪…どうだ?花嫁姿での空中散歩の気分は?」
『幸せです…♪願いも叶って、最後にこんな素敵な景色を…好きな人と一緒に見られて…♪』
続きの言葉を言いたいのに…鼻がツーンと痛くなってく。
もうっ…!涙引っ込んでよ…!!と、自分に渇を入れた時―。
「―俺も幸せだよ。やっと天界に上がれるんだから…」
え―?
天界に上がれる―?
「…ルナの魂を導く事で俺達はやっと天界に行ける。三人で一緒に天界の門へ立つんだ」
『へっ…?!』
それが一体どういう意味なのかを説明して欲しくて、ぎゅっと律さんのスーツを掴むと、兄弟で昔話を始めてしまった。