それはルキさんも同じで。泣きながら必死に笑顔を作ろうと努力するも…体は言う事を聞かなくて彼女の顔も悲しみで歪み始めていた。

―もうあと数分で……。

ルナを支える手に力が入る。
ちゃんと受け入れてくれるだろうか…。
彼女の心の闇は深くならないだろうか。
……様々な不安が駆け巡った。

「…もっと一緒に居たかったんだけどもう時間が無いね…。」

ルキさんの体からはタイムリミットを知らせる光の粒子が飛び始めていた…。

「ルナと最期に話せて良かった。…一緒に誕生日も祝えて…良かった♪楽しかったね♪」