「どうにかして私をルナに見える様にして、側に居させなさい!!って胸ぐら掴んで怒っちゃってね…?その後、律さんの上司に掛け合ってくれたの♪」

「…掛け合ったっていうか…ルキ姉を直接上司に会わせたんだけどね…!」

岳は控えめに真相を呟くと、素早くルナの背後に回り込み顔を隠した。

「…その結果、私の49日を迎えるまで律さんの監修付きで生活が可能になった。…岳君のミスもあって、ボディーガード付きで側に居られるようになったのは嬉しかったけど♪ふふふっ♪」

当時の岳を思い出したのか、腹部を押さえて陽気な笑い声を部屋中に響かせた。