「だけど…いざ来てみたら自分の体を爪で傷付けて泣いてるんだもん。そんな姿を見たらその考えは一瞬で消えた。私は律さん達に凄い我が儘を言っちゃったの♪」

…あの時のルキさんには驚いたな…。なんて強気な魂なんだろう、こんな魂は見た事が無いと感心した位だったから。

「“ これ以上体を傷付けるのを止めさせて ”って。…最初はそれは仕事の範囲外ですの一点張りで聞いて貰えなかったんだ。」

「………」

「だから私は“ それなら私が止める!今直ぐ私の姿をルナに見えるようにして! ”とお願いして、貴方を説得しようとした…。」