倒れそうになっているルナの肩を支えてルキさんと視線を無理矢理合わせたが、また直ぐに俯いてしまった。

けれどそんなルナの姿を見てもルキさんは淡々と言葉を続け話を進めていく。

「…魂だけになった私はしばらくこの世をふらふらしていたの。そしたら律さん達が迎えに来てくれた。でもあの世に行く前に私にはどうしてもやりたい事があったの♪」

『…何?』

「ルナに会いたかった。一度は魂のまま会いに来たんだよ?ルナの姿を見たら潔くあの世に行こうと思った…。」

『…う…んっ…』