間に入ってきたのはティナだった。
小さい体からは想像出来ない程低く、威圧感たっぷりの声はかなり威嚇効果があったようで女性を怯ませた。おまけに…

―ガブッ!!

「いっ……いったい!!もうっ何なの?!!可愛くない猫ねっ!!」

ティナは女性を何度も攻撃し続けた。いつも岳を相手にしてるだけに気を抜く事は無く全力で引っ掻いたり噛み付いて立ち向かっていく。

「このっ…!バカ…猫っ!っ…ルナ?!また来るわっ!!それまでにその猫は始末しておいて!!」