まずい…。まだそれはルナに知られたら困る事―。
今知ったらルナはきっと崩れ落ちる…。
…タッタッタッタッタッ…タッタッタッタッタッ…
小さな足音が聞こえる…。
いつもリビングで岳が追い掛け回されている小さな素早い足音。
段々とそれは近付いてきて…俺達の前に飛び込んできた。そして……
「ウウウー……!!ゥゥヴ~…ミャァァオォォン……ンギャゥゥ…!!シャーーッ」
全身の毛を逆立てて尻尾を激しく左右に振って低い唸り声を上げている。
「っ!!何このバカ猫っ!!しっしっ!!」
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