「そうだ。冷蔵庫にプリンを作っておいたんですが、お茶請けにどうですか?」

『た…食べたいです♪』

嬉しそうな声がして、さり気無く後ろを見ると小さくガッツポーズをして喜んでいるようだった。
その光景に胸を撫で下ろした。少しは心の闇を緩和出来た様な気持ちになるから。


「それじゃリビングで…」

『ここで食べちゃ駄目ですか…?』

「ぇっ…?」

『ここで律さんと食べたいです…』