「―私や岳、ティナでは貴方の心の傷は癒せませんか?心の闇は緩和出来ませんか…?」 彼女は何も言葉を発しなかったが、行動してその答えを示してくれた。 「…っ…!!」 背中に彼女の温もりが重なってじんわり熱が広がる…。 背中にしがみ付いた腕はゆっくりと腰に回り緩く抱き締められる体勢に。 彼女は無言で首を横に振り、更に強く力を入れてきた。