完全体になるまでは消せない…ギリギリまで持ち堪えなければ―。
彼女の話に耳を傾けつつ、気を集中させた。
『どうしたら認めてくれるんだろう?喜んでくれるんだろう?…ってずっと考えて…それで気が付いたんです。"消えればいい"って―。
役に立てない恥さらしは消えて…存在すらしてなかった事にしちゃえばイイって…。
そうすれば笑ってくれるかなって…』
―彼女の心の闇は想像を超えていた。自分の生きる道なのに他人の為に足掻いてる…。自分の為に生きてない。
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