岳の次はティナが部屋の前で立ち止まってる様でカリカリとドアを引っ掻いている。

それを察知した律さんはそっとドアを開けた。
律さんを見上げた後ゆっくり部屋に入ってきて、きょろきょろと見回している。

『ティナ、おいで?』

「ﾐｬｰｳ!ﾐｬｰｳ!!」

名前を呼ぶと甘えた様に声を上げると白い小さな体が、すたすたと走り寄ってきた。

ティナを抱き上げてベッドに乗せると膝の上に来て一生懸命鳴いて何か訴えてる。

「岳もティナもお腹が空いたんですね♪」

『～♪ティナ、ミルク作ってあげるね?一緒に行こっか♪』