『…もう少しだけ見ていたかったかも…そしたらもう少し幸せな気分だったのかな?』
前に岳に言われたっけ。
恋しても良いじゃん!って。…でも叶わない恋もして良いのかな…?
『……?』
叶わない恋…?私が…?誰に…?
何故か私は自然と律さんに視線を落としていた。
首を左右に振り視線を背ける。違う、違うよ…この気持ちはただの憧れで…夢のせいだよ。あんなシチュエーションだったから気持ちが少し高ぶってるだけなんだから。
自分の中に起きてる変化を受け入れられず、律さんに背中を向けた。
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