「僕の呼び方は、まあ何でも構いません。仲良くしてくだされば、特に何の拘りもありませんので。そうですね、気軽に名前ででも呼んでください」


胡散臭い、敬語。


私は眉間に皺を寄せて、その新米先生を見ていた。


「そんなに警戒しなくても良いでしょうに。これから毎日会うんですから、仲良くしましょう?」


本当に胡散臭い。


こんなのが担当医になるなんて耐えられない。