7月上旬。
梅雨の雨もそろそろ止んできた頃。
そんな日常の風景に佇む1人浮いている者。
ふわふわ浮く、の浮くじゃなくて 悪い意味で目立つ、の浮くな。一応言うけど。
誰かって?言わなくても分かるだろ。
こないだの転校生とやらだよ。
入ってきた時はそりゃあびっくりした。
美しい5 可愛い5 の素晴らしい顔をしていたからさ。
「えー、彼女がこの2の5の転校生でありこれから日々を共にするクラスメイトでーす」
カッカッとチョークが鳴り黒板に白い文字が浮かび上がる。
『天塚 時雨』
「じゃ、自己紹介よろしく」
先生の合図で転校生が一歩前に出る。
まぁにこりともせずただ無な顔で。
「どうも、天塚時雨といいます。」
ここまでは普通だった。至って普通だろ?ここからが問題なんだ。
「私は貴方達のような何の特徴もないただの人間には興味もないし仲良くするつもりもありません。くだらないことに費やすほど私に時間はありません。話しかけられても困ります。以上。」
場が凍りつく、ってこーゆー時にこそ使うんだな。
一瞬で南極あたりにつれてかれたかんじ?
さっきまでミンミンうるさかった蝉まで黙り込みやがった。
そんな仲良くなる気ゼロの奴が俺らのクラスに加わった。
コイツがこれからなにをするのか、やらかすのか、どの立場にいるのか
知らなかった俺はただ心の中で校長に文句を言いつけていた。
あっつ、マジ暑っ。
梅雨の雨もそろそろ止んできた頃。
そんな日常の風景に佇む1人浮いている者。
ふわふわ浮く、の浮くじゃなくて 悪い意味で目立つ、の浮くな。一応言うけど。
誰かって?言わなくても分かるだろ。
こないだの転校生とやらだよ。
入ってきた時はそりゃあびっくりした。
美しい5 可愛い5 の素晴らしい顔をしていたからさ。
「えー、彼女がこの2の5の転校生でありこれから日々を共にするクラスメイトでーす」
カッカッとチョークが鳴り黒板に白い文字が浮かび上がる。
『天塚 時雨』
「じゃ、自己紹介よろしく」
先生の合図で転校生が一歩前に出る。
まぁにこりともせずただ無な顔で。
「どうも、天塚時雨といいます。」
ここまでは普通だった。至って普通だろ?ここからが問題なんだ。
「私は貴方達のような何の特徴もないただの人間には興味もないし仲良くするつもりもありません。くだらないことに費やすほど私に時間はありません。話しかけられても困ります。以上。」
場が凍りつく、ってこーゆー時にこそ使うんだな。
一瞬で南極あたりにつれてかれたかんじ?
さっきまでミンミンうるさかった蝉まで黙り込みやがった。
そんな仲良くなる気ゼロの奴が俺らのクラスに加わった。
コイツがこれからなにをするのか、やらかすのか、どの立場にいるのか
知らなかった俺はただ心の中で校長に文句を言いつけていた。
あっつ、マジ暑っ。