「野々宮 憂」



「はい」



今日もいつもと同じ返事。



だけど、なんだかワクワクしてる。



そして昼休み。



売店に行こうと教室から出ると中庭の水飲み場に笹原が見えた。



中庭まで行くと笹原は水を頭からかぶっていた。



「笹原!」



こちらに気づいた笹原は笑顔で手を振ってきた。