そう思ったら聞かずにはいられなくなって。



自分が大河のことを忘れてしまえば陽奈生も私も辛くなくなる。



陽奈生は優しいし私の事を見てくれる。



それなのに、どうしても大河じゃなきゃ嫌だった。



声をかけられるのも



笑いかけてくれるのも



手をつないでくれるのも



だきしめてくれるのも