「悠斗…。」

俺の名前を呼ぶ美依。

「ん?」

その時に、俺は思った。…俺…、今まで…美依の話、まともに聞いたコト無かった…。いつも携帯いじりながら、適当に聞いてた…。
ごめん…。

「大好き。」

真っ赤になってる美依。可愛いし。

「…俺も…。…美依が…好きだよ…。」

ぶっきらぼうな言い方でごめんな。
俺…、不器用なんだよ。
軽いノリでの『好き』は、よく言うけど、真剣な『好き』は、初めてなんだよ。