何なの!?何なの!?何なの!?
何なの!?あいつ!!


階段を駆け下りるサラの
足音に苛立ちが現れていた。


浅野修吾!!
ホントは知ってた。
女子の間では凄い人気で
キャーキャー言ってるからそれを知らない訳がない。


だからって何であたしがあいつと
ゲームなんてしなきゃなんないの!?
運動も勉強も出来てイケメンだからって
何やっても許されると思ってんの!?
信じらんない!!


思い出せば思い出す程
イライラは募るばかり……。
足早に美穂の待つ教室に向かった。