結衣と緋優は現在秦羅に来ていた

まさか公務を任されてから3日後に
海外公務が待っていたとは現地につくまで
思っても見なかったことだった

「はじめての公務が海外公務なんて
お母様私たちのことを試すなんて

でもとりあえず頑張りましょうね
秦羅は20年以上のお付き合いだから」


「う~
緊張してきた…
結衣よくそんなに明るく振る舞えるな
俺無理だよ…」

「だってここまで来たら
やるしかないでしょ
それに今日は秦羅の国王と会談して
そのあと会食して数日滞在して
町を視察するだけでしょ

ほら、簡単じゃん!」

「どこが簡単じゃんだよ!
簡単じゃないよ

俺視察から公務に入りたい…」


「ダメ‼
ほらもう時間だよ
そろそろ背筋を伸ばして待ってないと」


緋優が姿勢をただしてから少しして
会談の準備が整ったので
こちらへどうぞと秦羅のメイドが
呼びに来た