「お前らの従姉妹の紗智だ
俺の弟の子供だ
可愛いだろ～

せっかくだから弟を紹介するか
悠朔ちょっとこっちにこい！」

すると見るからに２０代の男性が来た

「結衣さんに緋優くんですね
挨拶が遅れて申し訳ありません
私は水無月家当主水無月悠朔です
兄とはかなり年が離れてますが
これでもれっきとした兄弟なんですよ
不思議な感じですよね
あなた達との方が年が近いなんて」


確かに優翔は既に４５歳
しかし悠朔と名乗った男性は２８歳だった


「悠朔は俺が国王になってから
生まれた子供なんだ
本来なら俺が継ぐはずだった当主も
親戚にってなってたんだけど
父も弟が出来て幼いうちから継がせる！
２０までには結婚相手を見つけてもらって
２５になったら当主を譲るんだって
言ってたんだ」


「これからもよろしくお願いします
当主を引き継いであたふたしていて
いろいろと兄に聞いていますから
王宮でも会うと思うので」


「よろしくお願いします‼」

結衣も笑顔で挨拶をした
それに続いて緋優も挨拶をかわした