「だからおっさんは俺らに勝てないの
因みにお前だけが強いんだろって
思ってるみたいだけど違うから」

読心術により心を読まれた博士は
ドキッとした表情を一瞬見せたが
強気に戻りそれならばお前の後ろにいる
髪の短い女を出せと言ってきた

「しょうがないな
今回は特別に相手してあげる
おじさんどの惑星が好き?
必ず答えてね
答えなかったら勝手に決めるから」

「お前は星使いというわけか
それならば天王星にしようか
扱えないだろ
所詮扱えたところで太陽系が幾つか
扱えないものを扱おうとしたときに
自身の命を失う
さぁやってみろ!」

「お望みとあればやりましょう

大地を守護とする天王星よ
今汝の力を借りん!

ルーツ・シェイキング!
さぁどこから地下茎が出てくるかな?」

ルーツ・シェイキング
唱えたものが地面から離れたとき
地面全体が揺れ太い地下茎が出てくる
これは一部の自然系魔法使いが扱える
アース・スパイアーによく似ていた

地下茎によって動きを封じられた博士は
抜け出そうともがいていた
それを見た真琴はニッコリと微笑み
天王星の力を返し冥王星に力を借りた

「もう失態はしないから

ねぇあなたの魂をちょうだい?
デス・レクイエム…」