「面白そうじゃねぇか
自分のコピーが存在するって」

「私も新と同じで興味があるな
自分のコピーに」

普段は冷静な葵までもがコピーに
興味を示したので結衣は緋優の作戦に
のることにしぶしぶ承諾した


「とりあえず今ここで
しっかり8人分のコピーを
出せるのか試してみましょう
時々性格違いのコピーが生まれるから」

「そうだな!
最初は新のコピーを作るか
俺と結衣の間に立ってくれ!」


「「我らの名の元に新しき姿を
エクストリームインスパイアー!」」

互いに新に手をかざして魔法を唱えると
新の後ろにもう一人新が現れた

緋優は現れた新に簡単に質問をし
しっかり複製されていることを
確かめた

「すげぇ
俺がもう一人いるぞ!」

「結衣、質問なんだけど
これって他の人には出来ないの?
もしできるんなら分担した方が
効率もいいでしょ?」

「多分無理かな
両側から似た波動の魔力で
ぴったり同じ量流さないと
未完成のコピーになっちゃうから
やっぱり双子とかじゃないと
ちょっと厳しいかな…

大丈夫だよ
私たちが全員作り上げるから」

「そうなの?
ねぇ次私のコピーを作って‼」

「いいよ!
緋優、いくよ‼」

美海を挟むようにして
再び手をかざしていった

「「我らの名の元に新しき姿を
エクストリームインフェルノ!」」

「私ももう一人いる!
でもなんで新のときと魔法が違うの?」

疑問に思っている美海に対し緋優が
男女で唱える言葉が違うと説明した

結衣と緋優を除いた全員がコピーを
作り終わり残るは結衣と緋優だけ
しかし対象を挟むようにしてでなくては
コピーは作れない

「どうやって二人はコピーを作るの?」

「こうやってだよ!
緋優、いくよ!」

頷いた緋優を確認して魔法を唱えた
緋優は結衣に触れて
結衣は自分のまえに用意した鏡に触れて

「ほらね
こうするとコピーが作れるの
でも直接やるよりは難しいんだよね
どれくらい鏡が反射してくれるか

まぁだからいつも使う鏡は
決めてるんだけどね!

緋優もコピー作るよ!」

結衣のときと同様に緋優もコピーを
作り上げた