「ここがお母様とお父様の母校」

「見るからにでかいね…」


門の前で立ち尽くしていると
一人の先生がやって来た

「小鳥遊結衣さんと小鳥遊緋優くん

ですよね?」


「「はい、そうです」」


「二人のことは睦月から聞いています
入学式が始まる前に
応接室についてきてもらえますか?」

「は…はぁ」

「わかりました」


門をくぐり二人は名前も知らない
先生のあとをついていった