「トイレートイレっー」
美玲は、廊下をものすごい勢いで走っていた…。そして、渡り廊下を走っていたとき…。
「だからっやめろっ」

「お願いだよー蒼真(そうま)」
「なにが悲しくてこんな格好しなくちゃいけないんだよ」

美玲は、足を止めて茂みの方に足を運ぶ…そして…。
「よろしくな!蒼真…!!っと、びっくりした…誰?君?」
蒼真と呼ばれる人の友人Aが、茂みから出てきた。
「あっ…すいません一年C組の女子です」
美玲の発言にその人?になり、
「そう、一年生か…どうしたの?道に迷った?」その人がそう、聞くと…「いえ?道に迷ったんじゃなくて…トイレを捜していたら、自然とここに辿りつきました」

?それが、道に迷ったんじゃないの?
友人Aは、その思いを胸の奥深くに封印した。

「じゃー…俺急いでるから…分らなかったらソイツに聞いて!じゃあ」

「行っちゃった…」
美玲は、回れ右をした。

「私…何しにここに来たんだろ?」
そう言い去ろとした時…。
「おいっ!女待てよ!」
茂みが、ゴソゴソと動き次の瞬間ーーーー。
「この、か」
「キャーーーーーーー」「うわぁーーーーーー」
…………………。
「ふぅー!ストレス発散」
えぇーっーーーーー
そして、美玲が去ろうとしたとき…。
その手がぐっと美玲の腕を引っ張った。
「ん?」
「待てよ!ちょっとこの仮面……」
キラーン
「エリックだぁー…」
「はっ?」

バグッ
美玲は、いきなりそいつに抱き付いたのだ…。

「//////////っー」
「ね?あなたエリック星人でしょ?」
「はあっ!?お前何言って………」
「やったぁーやったぁー!」

聞いてないし…。

「私っ!あなたの事前から好きだったの!!」
「はぁ?」
いきなり言われた彼もびっくり仰天…。
「私、美玲エリックさんまた、会いたいな!今度また会おうね!」
「ちょっー………何なんだ?」

美玲はルンルンで校舎の中に消えて行った…。
一人残された彼は、なにがなんだか分からなかった…そして…。
「この仮面…着けて帰るのかよ…」
仮面を着けて帰る事になった。仮面といっても…鍵ないから、開けられなく、友人を待つ彼だった。 これが…二人の出会いだった。