そして彼女を不安から早く取り除いて上げたくて僕は彼女の家へ向かった。
そして呼び鈴を鳴らして彼女が出てきたから今日初めての声を出す。
「茉莉ちゃん、僕らを邪魔する奴はちゃーんと僕が始末したからね。
フフフフフッ、これでこれからはずぅっと一緒にいられるね?」
きっと彼女は喜んでくれる、そう思ったのに。
「きゃあああああああっ!
な、なによ…、なによその血......。
そ、その持ってる首、ねえ、だ、誰、なの...?」
「ああ、君に一刻も早く伝えたくて血を落とすのを忘れていたよ。怖がらせたかな、ごめんね。これはね、返り血だけだから僕は怪我はしていないよ。心配してくれたんだね、ありがとう。君は本当に優しいね。この首は僕らの邪魔だった奴だよ。君が嫌がってたのにしつこくつきまとってたもんね?大丈夫だよ、これからも僕がちゃんと守ってあげるからね。」
彼女が心配していたことは全部大丈夫だと、心配ないと伝え彼女に触れたくて触れたくてずっと我慢していたものが溢れてきたから抱きしめるために彼女に近づいて手を伸ばす。
「いやあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああっっっ!!!!!!」