日が暮れ始めた頃目を覚ました

「ん...寝てた...?」

達也はまだ寝ている

そっと達也の髪に触れる

「もう少しだけ...もう少しだけそばにいさせて...。」

達也の髪を撫でながら小さな声で訴える

時期に私は達也から離れなくてはと思う。

毎日お見舞いに来てくれる達也

だけど毎日来てくれることによって達也への負担が大きすぎる

聞いてしまったんだ

あんなに頭の良い達也の成績が徐々に下がっていっているということを

だけどあと少しだけそばにいさせて

あと...少しだけでいいから...。